GomameのTubuyaki Vol.155

Gomameのつぶやき

我が新潟県のあれやこれやを語るとすれば

 自分が生まれ育った土地「ふるさと」は、ずっとその地に住む人、出た人の別なく愛着のある場所ではないでしょうか。
 たとえ山深い交通の不便な過疎の村だったり、ショッピングモールが唯一の娯楽施設という田舎だったりしても、または反対に喧噪の都会の歓楽街であっても、その人を育んでくれたかけがえの無い生まれ故郷、古里なのですから。
 金沢出身の詩人、室生犀星の抒情小曲集という詩集には『故郷は遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの』という有名な一節が収められています。
 ふるさとは、美しい思い出だけではない複雑な感情が交差する場所でもあるようです。

我が新潟県は

 以前、あるテレビ番組で、新潟県のイメージをアンケートにとったことがあったそうです。
 お米、日本酒、そして「田んぼ」が上位に挙がっていました。
 県民としては納得のラインナップでしょうか。
 昔は越後美人とかも言われていましたが、今はもう絶滅に近いのか、とんと聞きません。
 新潟県の面積は12,584.18km2、人口は2022 年1 月1 日現在2,171,686 人。
 都道府県別で15 位になります。
 でも、2020 年と2015 年の国勢調査で比べると、減少率が全国8 番目に多い-4.46%。
 かつて県別人口日本一になったことがある新潟県としては少し残念かもしれませんね。

新潟県のあるある

 「新潟県は何地方?」という話題が以前からあります。
 行政区分では中部地方ですが、中には東北地方、北陸地方、関東甲信越、さすがに関東地方と答える人はほとんどいないようです。
 糸魚川から静岡にかかるフォッサマグナの線は、東日本と西日本の境目にもなり、親不知を越えると新潟訛りではなく、関西訛りが強くなるそうです。
 東西の分かれ目ですね。
 電気は東北電力、ガスは北陸瓦斯、天気予報は関東甲信越、生活文化と方言は北陸、東東北、西関東。
 縦に長く、面積も全国5 位の広さなので仕方がないと言えますが、よく言えば良いとこ取り、言い方を変えれば独自のものが無いというか。
 率直に言えば、我が県が東北の一部であろうが、北陸であろうが生活に支障が無いのでどうでも良い。
 でもそのように定義されると違和感が有りまくり、というところでしょうか。

新潟県出身の有名人

 歴史上の有名人は上杉謙信公一択ですね。
 小説や映画・ドラマでもカッコいい英雄として描かれています。
 司馬遼太郎が世に出した河井継之助、そして山本五十六、田中角栄、坂口安吾、小川未明、漫画家の高橋留美子、渡辺謙、小林幸子等々。多士済々です。
 北京オリンピックの金メダリスト平野歩夢選手は、世界中を沸かせた新潟出身者の新しい英雄です。

この記事は当社瓦版 ほっとぽっと2022年春号No.155 に収録した内容です。

o-goshi

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