12月3・4日に開催させて頂く、オープンハウス会場の近くに
「片貝ふれあい公園 けやき園 忍字亭」があります。
今日は、忍字亭のことを、ちょっと書きます。
私がちょっと、足を止めたのは、11月中旬。
紅葉のすばらしさに、引き込まれるように駐車場に
車をいれました。
片貝は、江戸時代天領だったところ。
花火・鍛冶・染め等の職人の町で、手厚い保護を
受けていたんですね。
樹齢数百年のケヤキの樹が、12本。他にも、いろ鮮やかなもみじや、銀杏の
木々が、まるで、その自慢の色を、競いあうようにして、庭を彩っています。
雪囲いも、中々芸術的ですね。
忍字亭は、佐藤佐平冶家を現存させている建物。
佐藤家は、江戸時代、酒造を営む地主で、飢饉の度に全力を挙げて
被害者を救ったとのこと。
特に天保7(1830)年の、秋山郷の大飢饉の時は、秋山郷の多くの村が
全滅するほどだったのですが、自身の生業が、傾くのではないかと、
思われる程の救いの手を、差し伸べた”片貝の誇り”、といっても過言では、
ないような仁徳あふれる人物。
だから、忍字亭には、たくさんの人々からの感謝の念が、
染みついている場所だということです。
地主の建物としては、こじんまりしていますが、そこここに、当時の
大工さんが、拘って収めた箇所があり、今度は、ゆっくり中を
見学したい場所です。
オープンハウスの帰りに、ちょっと立ち寄っては、如何でしょうか?!
(残念ながら、当日は、紅葉は終わっていますが・・・)