今年は雪が降ったと思ったら、比較的暖かい日が続いたりとなかなか雪が積もらないですね。
それでもかかるのは暖房費。
去シーズンに続き、今年も暖房コストを計算してみたいと思います。
細かい計算方法や計算の前提条件は前回の記事で細かく書いたので、今回は省略します。
詳しくは、前回の記事を見てください!→こちら
それでは電気・灯油・都市ガス・ペレットについて暖房コストを見ていきましょう!
電気の単価
電気の1kWhあたりの単価(税込)は 31.08円/kWh(2024年1月現在)です。
2022年12月時は35.05円/kWhだったので、何と下がっていました。
イメージ的には電気代上がっていると思っていたのですが・・・なんでかなと細かく見てみるとその理由が分かりました。
電気料金の計算式は 基本料金+使用料+燃料費調整額+再エネ賦課金 で求めることができます。
使用量に相当する1kW/hあたりの料金は確かに上がっているのですが、この式の中の燃料費調整額が-10.24円/kWhと大きく下がっていました。このマイナス部分は国の対策事業のおかげでしょうか(詳しい方教えてください)?
灯油の単価
灯油の1Lあたりの単価(税込)は 127円/L(2024年1月現在)です。
灯油は今回もコメリさんの灯油宅配の単価です。
2022年12月は119円/Lでした。
都市ガスの単価
都市ガス1㎥あたりの単価(税込)は 157.8円/㎥(2024年1月現在)です。
続いて都市ガスです。
長岡地区なので、供給元は北陸ガスさん。
前回は、210円/㎥だったので、こちらは大きく下がっています。
ペレットの単価
ペレット1kgあたりの単価(税込)は 64.8円/kg(2024年1月現在)です。
最後はペレット。
こちらもコメリさんの価格を見ると、10kgで648円で前回と一緒でした。
4つの燃料単価のまとめ
燃料単価をまとめると
燃料名 | 2024年1月 | 2022年12月 |
電気 | 31.08円/kWh(-3.97円) | 35.05円/kWh |
灯油 | 127円/L (+8円) | 119円/L |
都市ガス | 157.8円/m3 (-52.2円) | 210円/m3 |
ペレット | 64.8円/kg(±0円) | 64.8円/kg |
という感じになりました。
個人的には全部単価上がってるかと思いましたが、そうでもないんですね。意外。
単位を熱量に揃えて比較
4つの熱源を熱量のMJあたりの単価にして比較しましょう。
燃料 | 単価 | 1単位あたりの熱量 | 熱量あたりの単価 |
---|---|---|---|
電気(kWh) | 31.08円/kWh | 3.6MJ/kWh | 8.64円/MJ(-1.1円) |
灯油(L) | 127円/L | 36.49MJ/L | 3.48円/MJ(+0.21円) |
都市ガス(m3) | 157.8円/m3 | 45MJ/m3 | 3.51円/MJ(-1.64円) |
ペレット(kg) | 64.8円/kg | 15.5MJ/m3 | 4.19円/MJ(±0円) |
安い順に、灯油<都市ガス<ペレット<電気 となりました。
燃料単価の上下に合わせて熱量当たりの単価も変わりますが、都市ガスがペレットよりも下がり灯油と同等くらいになりましたね。
北陸ガスさんが何かがんばったのかな?
これは、あくまで熱量当たりの単価比較です。暖房費として比較するには器具の効率を考慮しなければいけないのでご注意を。
ちなみに、燃料別の単価を2022年1月、2022年12月、今回の2024年1月を並べると
燃料 | 2022年1月 | 2022年12月 | 2024年1月 |
---|---|---|---|
電気(1kWhあたり) | 32.31円 | 35.05円 | 31.08円 |
灯油(1Lあたり) | 121円 | 119円 | 127円 |
都市ガス(1m3あたり) | 153.85円 | 210円 | 157.8円 |
ペレット(1kgあたり) | 55円 | 64.8円 | 64.8円 |
となるので、電気や都市ガスは単価が下がったというよりも、元に戻ったという表現の方が正しいのかもしれません。
でも2022年以前はもっと単価が安かった記憶があるので、元に戻ったという表現もおかしいのかな。
それくらい燃料単価は上がっています。
今回も暖房器具どうしのコストを比較する余力はありませんでした(いつかどこかで書きたいと思っています)が、住まいの暖房を考える時の参考にしていただければ嬉しいです。