阿部(憲)です。
基礎工事が終わり,次は木工事にバトンタッチ。
大工さんの土台敷きが始まりました。
土台敷きは毎回緊張します。
なぜかと言うと。
土台をコンクリートの基礎に留め付けるために,基礎の天端からアンカーボルトが
ニョキっと出ています。
これは,基礎の立上りのコンクリートを打設する前にセットして,セットした位置が間違ってないかよくチェックしてからコンクリートの中に埋め込まれます。(←①)
このアンカーボルトをセットする位置は何に書いてあるかというと基礎伏図に書いてあります。
この基礎伏図を書くにあたり,耐力壁の位置とプレカット図などの他の工程の図面と整合がとれるように位置を決めなければなりません。(←②)
という①と②の作業を経た結果,うまくいってるかどうかがこの土台敷きの日に分かってしまうんですね。
①の段階で,図面通りにセットされてるか何回も何回もチェックしても,②で間違えてるとまったく徒労に終わってしまうし,
②の方は,他の工程との絡みがあるので,例えばプレカット図が変更になると基礎伏図と整合がとれてるか確認しなきゃいけないしで,いろんな工事の図面を行ったり来たりしなきゃいけない訳です。
だから,事務所にいて土台敷きしてる現場の大工さんから電話がくると,それだけでかなり焦ります。『うまくない所があったか!?』って。
S様邸も,無事に土台敷きが終わりました。