
「耐震等級3」ってなに? 大地震でも家族を守れる家の選び方
― 命を守るために、いま知っておきたい“本当に強い家”のこと ―
こんにちは、オーゴシ建設の阿部です。
家づくりを考えはじめた時に、地震のニュースを見ると、「やっぱり耐震性能って大事だよね」と考えるようになりませんか?
特に子どもが小さいと、
「もし寝ているときに大きな揺れがきたら…」
「避難しないといけなくなったら、どうしよう…」
そんな不安がつきまとうものです。
今回は、「耐震等級3」って何?という疑問から、子育て世帯にこそ“地震に強い家”を選んでほしい理由まで、やさしく解説します。
耐震等級ってなに?簡単に言うと…
「耐震等級」とは、住宅の“地震への強さ”を数値で表したもの。
✅ 等級1:建築基準法レベル(最低限の強さ)
→ 震度6強程度の地震でも“倒壊はしないが損傷を受ける”
✅ 等級2:等級1の1.25倍の強さ
→ 震度6強程度の地震で“地震による変形が残る”
✅ 等級3:等級1の1.5倍の強さ
→ 震度6強程度の地震で“地震後も住み続けられる可能性が高い” 最も高いレベルの耐震性能
なぜ子育て家族に耐震等級3が必要なの?
1. 地震後も家に住み続けられる可能性が高いから
地震のあと、
☑ 住めないほど家が壊れていたら?
☑ 赤ちゃんを連れて避難所生活になるとしたら?
想像しただけで、大変そうですよね。
でも、耐震等級3の家なら“家そのものが安全な避難場所”になります。
→ 被災後も住み続けられる=ストレスの少ない生活を維持できる。
2. 家具の転倒やガラスの飛散を最小限に
家が揺れに強いと、室内の被害も軽減されます。
☑ 家具が倒れてケガをする
☑ 窓ガラスが割れて散乱する
といった事故を、“構造から防ぐ”ことができる可能性が高くなります。
もちろん、家具の固定などの備えも重要です。
3. 家族を安心させる「心の支え」になる
実際に家を建てたお客様の中には、
「耐震等級3にしたから、地震が来ても慌てずに済んだ」
「“地震が来ても大丈夫だよね”という安心感がある」
という声が多くあります。
耐震性能は、家の“構造”を守るだけではなく、家族の心の安心感にもつながるのです。
どうすれば「耐震等級3」の家になるの?
耐震等級3の家にするには、設計・構造計算・施工の3つすべてがしっかりしていることが必要です。
✅ 1. 許容応力度計算をしていること
「許容応力度計算」とは、建物にかかる力を細かく計算し、地震の揺れにどこまで耐えられるかを数値で確認する設計方法です。
→ オーゴシ建設では、すべての住宅でこの計算を行い、耐震等級3を標準仕様にしています。
✅ 2. 地盤調査も忘れずに!
地震の揺れは地面を伝わり建物を揺らします。なので、地盤の固さも建物の揺れに影響します。
☑ 地盤調査は、その地盤が建物を支えるのに十分な力があるかを調べます。
☑ 地盤調査の結果必要に応じて行う地盤補強は、建物が傾いて沈まないためのものですが、建物の揺れを減らす効果もあります。
新築の場合、地盤調査はほとんどの物件でしていますので、問題ないですね。
✅ 3. 耐震等級の認定について
耐震等級3の認定は住宅性能表示制度を利用して取得できます。
オーゴシ建設では、許容応力度計算により耐震等級3となるように検討しているので、再計算不要で取得できます。
でも、耐震等級の認定を取得するなら、認定項目を増やして長期優良住宅の認定を取得した方が税制優遇などがあってお得です(長期優良住宅についてはまた別の機会に)!
よくある誤解:「耐震等級1でも十分じゃないの?」
たしかに、建築基準法レベル(等級1)でも“最低限の耐震性”はあります。
でも、重要なのはここから。
🧠 建築基準法=「倒壊しない」ための仕様
等級1の家は、
☑ 地震が起きた時に倒壊せずに、住む人が家の外に避難する事ができる
☑ しかし、その後の修繕に時間とお金がかかり、「住めなくなる」ケースもあります
→ つまり、“家が命を守る箱”であっても、“安心して暮らせる家”ではないのです。
子育て世代の皆さんに届けたいメッセージ
育児も、仕事も、家のことも頑張っているご夫婦だからこそ、「いざというときに家族を守れる家」を選んでほしい。
☑ 地震が来ても、家で普通に暮らせる
☑ 子どもが怖がらず、安心できる
☑ もしもの時も、慌てず行動できる
それは、暮らしを支える大きな安心感になります。
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