解体工事

ちょこっとひとやすみ

地区100年以上の、旧家の作業場解体とリフォーム工事の施工中です。

農業をやらなくなったので、作業場を半分解体し、減築して、冬の

雪下ろしが、少なくなるように、雪の降る前に完了予定の工事です。

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右の作業場の半分を解体します。

2階に上がると色々の物が、残っており、それは、何十年か前までの、日常が

そのまま残っていました。

梁の上には、自作の縄やむしろ。

必要にせまられて作ったであろう、様々な作業用の竹籠。

持ち山の木で作った炭。

囲炉裏の煙で燻された真っ黒になった土壁。

食べ物も、道具も、燃料も自分達で作れる物は作る。

自分で難儀して作ったものだから、修理をしながら大事に使う。

便利になった日常の中で、何か大事な物を忘れていたような反省の気持。

先人に対する尊敬と感慨。

現場に佇み、色々な思いが、交錯しました。

この記事を書いたのは...

阿部 憲介

オーゴシ建設代表の阿部です。 一級建築士、1級建築施工管理技士 新卒で入社したゼネコン時代には、住宅の基礎工事に不可欠な鉄筋コンクリート工事の知識を身につけました。 以降、工務店の代表として木造住宅を専門にに仕事をしています。

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