小上りの畳下は大容量の床下収納。DIYの漆喰塗りとタイル貼り。
おしゃれなL型カウンター。考え抜かれた、ふんだんな適所収納。
コンパクトながら、こだわりをぎゅっと詰め込んだ施主様らしさ満載の住まいとなりました。
形状はシンプルな総2階に近い形ですっきりとした外観です。
でも実用性もあるように、玄関ポーチにはしっかりと屋根を架けて雨を避けられるようにしています。
玄関には、鍵などが置けるようにニッチがあります。ニッチの中だけ壁紙を変えてアクセントにしています。
明り取り用の窓も大事なデザイン要素としています。
玄関に隣接するシューズクロークは、とにかくいっぱい靴を収納できる棚スペースと、右側にはベビーカーなどを収納できるスペースと分けています。
1階はLDKを真ん中にして、その周りに水廻りや階段などを配置しています。
そしてリビング・ダイニング部分は小上りの畳にして床座の生活に馴染むようにしました。
小上りに上がると、目線が通常よりも上りますが、天井の圧迫感を感じない広がりのある間取りです。
システムキッチン前のカウンターは床材を利用して作った大工さんの造作カウンターです。
小上り部分の床が上がっているので、キッチンで立っている人と、リビングでくつろいでいる人の目線が合います。
毎日料理をするキッチンは、できるだけ居心地の良い空間としたいですよね。
収納もしっかりと準備して、見せる必要のないものは隠せるようにしています。
キッチンに設置したオリジナルの造作家具。使う人が使いやすいようにオーダーメイド。
左側のカウンター上には、ガス炊飯器用のガス栓を準備しています。
システムキッチンは通常サイズの255サイズですが、その隣に造作でカウンターを延長して食器洗い乾燥機を設置しました。
キッチン下の収納を犠牲にすることなく、またカウンターを延長しているので、調理スペースも増えます。
水廻りとサンルームに繋がるスペース。
通常だと廊下で部屋を繋ぎますが、この住まいは廊下が無いので無駄が無く、机を置いて書斎スペースを取る事もできます。
洗面台も造作で作りました。カウンターや壁に貼ってあるタイルは施主様のDIYです。
ユニットバスは鏡無しにしました。
浴室には昔から当たり前に鏡が設置されていましたが、住む方が使わないのであれば無くしてもいいんですよね。今まで付いていたからじゃなくて、必要かどうかを一度考えるのも大事ですね。
脱衣室には、タオルなどを収納できるように可動棚を設けました。棚板多めで。
サンルームは、当社標準の杉板張りです。
階段の手すり壁もただ壁にするんじゃなくて、明かりが入るように格子にしました。
子ども室は、将来2部屋に分ける事ができるように準備だけして、ワンルームで作りました。
家づくりって最初にすべて作ってしまう必要は無いんですよね。将来の使い方がはっきりしないのであれば、必要になった時に作ればいい。それができるように準備はしておいた方がいいですね。