長岡市の土地探しで「南向き」にこだわりすぎてはいけない理由。北向きの土地が「買い」なワケ

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「よし、家を建てよう!」と決意して、いざ不動産屋さんのサイトで土地探し。

条件検索で「南道路(南向き)」にチェックを入れて……。

「うーん、希望のエリアだと高すぎる」

「予算内だと、形が悪かったり狭かったり……」

そんな風に、土地探しで行き詰まってため息をついていませんか?

お家づくりを始める方の多くが、「日当たりが良い=南向きの土地が一番!」というイメージを持っています。

確かに、太陽の光がたっぷり入る明るいリビングは理想ですよね。

でも、ちょっと待ってください。

長岡市で家を建てる場合、本当に「南向き」にこだわりすぎる必要があるのでしょうか?

実は、「南向き(南道路)」には意外な落とし穴があり、逆に敬遠されがちな「北向きの土地」にこそ大きなメリットが隠されているんです。

今回は、土地探しのストレスをスッと軽くする、「方角」のヒントをお話しします。


南道路の落とし穴。「一日中カーテン閉めっぱなし」問題

南側に道路がある土地は、日当たりが良く、不動産屋さんが扱う土地の中でも人気です。

「よし、ちょっと無理してでも南道路の土地を買おう。これで明るいリビングになるぞ!」

そう思って、南側に大きな窓を作ったとします。

でも、実際に住んでみるとどうなるでしょうか?

南側に道路があるということは、「道路を歩く人や、車に乗っている人から、リビングの中が丸見えになる」ということです。

特に夜、電気をつけると家の中はステージのように明るく目立ちます。

「外からの視線が気になって、落ち着いてソファでくつろげない……」

その結果、せっかくの南向きの大きな窓なのに、一年中ずっと分厚いカーテンを閉めっぱなしにしている。

これって、実は「南道路の家あるある」なんです。

アパート時代と変わらないどころか、高いお金を出して買った土地のメリットを、まったく活かせていないことになります。

南道路の住宅で通行人の視線が気になりカーテンを閉め切る様子
南道路で日当たりが良くても、視線が気になってカーテンが開けられなければ、お部屋は暗くなってしまいます。

発想の転換!「北向きの土地」が子育て世代に優しい理由

そこで私たちがご提案したいのが、あえて「北向き(北道路)の土地」を選択肢に入れることです。

実は、北向きの土地にはメリットがたくさんあるんです。

1. 道路からの視線を気にせず「カーテン全開」で過ごせる

北道路の土地の場合、道路に面している北側には玄関や水回り(お風呂・トイレなど)を配置することが多いです。

そして、メインのリビングやお庭は、道路から一番遠い「南側(建物の裏手)」に作ります。

するとどうでしょう。

リビングの窓の先には、道路ではなく自分たちのお庭が広がります。

通行人の視線を気にする必要がないので、昼間はカーテンを全開にして、思いっきり開放的に過ごすことができるのです!

パジャマのままリビングでゴロゴロしても大丈夫。

気兼ねなくリラックスできる空間こそ、本当の意味での「良い間取り」ですよね。

2. 土地の価格が安い! 浮いたお金を「建物の性能」へ

北向きの土地は、南向きに比べて人気がないため、同じエリア、同じ広さでも、価格がぐっと安く設定されています。

この「浮いたお金」をどうするか。

私なら、間違いなく「家の断熱性能(暖かさ)」や「無垢の床(自然素材)」に投資することをおすすめします。

土地そのものは暖かくも涼しくもしてくれません。

土地にお金をかけすぎて、肝心の家が寒くて安っぽい素材になってしまっては本末転倒です。毎日の心地よさを決める「建物の質」を上げられるのが、北向きの土地の大きな魅力です。


「でも、南側の『お隣さん』から丸見えにならない?」

ここまで読んで、鋭い方ならこう気づくかもしれません。

「道路からの視線は防げるけど、建物の南側(裏手)には別の家が建っているよね? 今度は南側の隣家からリビングが丸見えにならない?」

おっしゃる通りです。

北向きの土地に家を建てる際、最も腕が試されるのがこの「隣家との視線のコントロール」です。

でも安心してください。私たちは、こんな工夫でプライバシーと明るさを両立させます。

工夫1:窓の位置と高さを「ズラす」

お隣さんの家の窓の位置は、設計の段階でしっかり調査します。

そして、お隣さんの1階の窓と、私たちのリビングの窓が「正面から向かい合わないように」、位置を少しズラしたり、あえて地窓(床に近い低い窓)にして視線が交差しないように計算します。

工夫2:目隠しフェンスや「シンボルツリー」の活用

リビングの掃き出し窓の先に、少し高めのウッドフェンスを立てたり、常緑樹(冬でも葉が落ちない木)を植えたりします。

これだけで、お隣さんからの視線を自然にカットでき、窓からは緑が見えて一石二鳥の癒し空間になります。

工夫3:究極の解決策「高窓(ハイサイドライト)」と吹き抜け

もし、南側にぴったりと隣の家が建っていて、1階に大きな窓を作るのが難しい場合は、「上から光をもらう」設計にします。

第5回の記事でもお話しした「吹き抜け」を作り、2階の高い位置に窓(高窓)を設けます。

高い位置にある窓からは、お隣さんの家の中ではなく「空だけ」が見えます。太陽の光は、お隣の屋根を越えて、たっぷりと1階のリビングに降り注ぎます。

また意外ですが、北側の空から入る光は、直射日光のようなギラギラした眩しさではなく、美術館のような「柔らかく均一な光」です。

一日中、落ち着いた優しい明るさでリビングを満たしてくれるんですよ。

隣家からの視線を遮りつつ高窓から採光する北道路住宅のパッシブデザイン設計手法
1階の窓はお庭の緑を楽しみ、高い窓からはお隣の視線を気にせずたっぷりの光と空を取り込みます。

まとめ:100点満点の土地はありません。

土地探しは、本当にご縁です。

「南向きで、四角くて、スーパーが近くて、安くて……」

そんな100点満点の土地は、残念ながら存在しません。

だからこそ、「南向きじゃなきゃダメ」という思い込みを捨ててみてください。

北向きの土地や、少し形が悪い変形地でも、設計の工夫次第で、あなたのご家族にとっての「100点の住まい」に変えることができます。

「この土地、安いけど北向きだし、南側に家が建っているからどうしよう……」

もしそんな風に迷っている土地があったら、購入する前に私たちオーゴシ建設にご相談ください。

日当たりシミュレーションを行いながら、

「この土地なら、お隣の視線を気にせず、こんなに明るいリビングが作れますよ!」というラフプランを、無料でご提案させていただきます。

土地探しで疲れてしまう前に、ぜひプロの視点を頼ってくださいね。

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この記事を書いたのは...

阿部 憲介

オーゴシ建設代表の阿部です。 一級建築士、1級建築施工管理技士 新卒で入社したゼネコン時代には、住宅の基礎工事に不可欠な鉄筋コンクリート工事の知識を身につけました。 以降、工務店の代表として木造住宅を専門にに仕事をしています。

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