
【長岡で家を建てるなら】高断熱・高気密住宅のメリットを、やさしく解説します
新潟県長岡市は、冬の気温は氷点下を下回る事もあり・雪の多さは全国でもトップクラス。
だからこそ、家づくりには「断熱性能と気密性能」がとても重要になります。
でも、
「高断熱・高気密って言葉はよく聞くけど、実際どういう意味?」
「本当にそこまで違いが出るの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、専門的な知識も交えながら、わかりやすく解説していきます。
読み終える頃には、「なんでそれが必要なのか」がしっかり理解できるはずです。
まず知ってほしい「UA値」と「C値」
高断熱・高気密の住宅では、次の2つの数値がとても大切です。
■ UA値(ユーエーち)外皮平均熱貫流率(W/㎡K)=断熱性能を表す数値
「どれだけ熱が逃げにくいか」を表す指標。
値が小さいほど、断熱性が高いことを意味します。
断熱性能は1~7の等級があり、数字が大きいほど断熱性能が良くなります。
また、日本は寒い北海道から暖かい沖縄まで南北に長いため、1~8の地域区分があり地域ごとに数値が変わります。
住宅の省エネ基準は2025年4月から等級4以上にするように適合義務化されました。
長岡は5地域に区分されるので、等級4だとUA値は0.87以下となります。
■ C値(シーち)隙間相当面積(㎠/㎡)=気密性能を表す数値
「家にどれだけ隙間があるか」を表します。
こちらも数値が小さいほど気密性が高いです。
一般住宅では1.0~5.0㎠/㎡程度が多いですが、1.0㎠/㎡以下が高気密住宅と言われています。
長岡の気候と、高断熱・高気密の相性
長岡の冬は、最低気温が-5℃以下になる日もあります。
その一方で、夏は35℃近くまで上がることもあります。さらに湿度が高いので気温以上に蒸し暑く感じます。
つまり…
「冬寒く・夏暑い環境に対応できる家」が必要なのです。
そこで役立つのが「高断熱・高気密」。
冬は家の中の熱が逃げにくく、夏は外からの熱が入ってきにくいから、つまり熱の移動が少なく室内の温度が安定します。
たとえば冬なら…
少ない暖房でも、廊下やトイレ、脱衣所など家じゅうあたたかい
結露やカビの発生も抑えられる
夏なら…
エアコン1台で家じゅう快適な室温に
冷気が逃げにくいから、冷房費が減ってお財布に優しい
よくある誤解:「高気密にすると家が息苦しくなる?」
これ、実は大きな誤解です。
気密性を高めると、確かにスキマ風はなくなります。
でも、24時間換気(法律で義務付けられています)を適切に計画すれば、家じゅうの換気を適切に行えます。
つまり、
「スキマ風ではなく、“必要な換気”を“計画的に”行う」事ができます。
これが高気密住宅の正しい考え方です。
長く快適に暮らすための“目に見えない性能”
断熱や気密は、完成後には見えなくなってしまう部分です。
でも、毎日の心地よい暮らしや、将来の光熱費、家の寿命に直結する部分なんです。
しっかりと断熱・気密を考えた家は…
冬暖かく、夏涼しい
冷暖房のコストが抑えられる
結露やカビから家を守れる
家族の健康を守れる
将来的にリフォームの負担が少ない
こうした「暮らしの質の底上げ」につながります。
最後に:性能を“数字で見える化”する家づくりを
私たちオーゴシ建設では、「どんな断熱材を使うのか」ではなく、「目標とする断熱性能にするにはどの断熱材を使うのか」と考えています。
現在建てている家の性能は、UA値は0.38(W/㎡・K)、C値は0.2(㎠/㎡)くらいです。
また、
UA値・の計算
気密測定
省エネ性能の見える化
といった、根拠ある高性能住宅づくりを大切にしています。
「暖かくて快適、電気代も安い、しかも長持ちする家を建てたい」
そんな方には、ぜひ一度、私たちの家づくりを体感していただきたいです。