「家はどこで建てても同じ」と思っているあなたへ

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 初めまして、オーゴシ建設の阿部憲介と申します。
 私は幼い頃、父の後についていき、建設の現場を見に行くことが大好きでした。

 次々と完成していく建設物を見て「僕も物を作る仕事をしてみたい!」と思いながら幼少期を過ごしました。子どもの頃の遊び場は家にあった資材置き場。木材を切ったり秘密基地を作ったり、一緒に働いていた職人さんたちにもよく遊んでもらっていたことを今でも覚えています。

 そんな子ども時代を過ごした影響からか、物心ついた小学生の頃には、漠然と「実家のオーゴシ建設を継がなくちゃ」と思っていました。そんな思いから、高校を卒業して進学した先は大学の建築学科。

 大学院を修了後、新潟県内のゼネコンに就職。配属された先は東京の13階建てマンションの建設現場でした。学校を出て右も左も分からない状況でしたが、上司とそこで働く職人さんに恵まれて厳しいながらも充実した日々を過ごしていました。学校では絶対に学べない実際の現場での仕事はまさにリアル。鉄筋を切ったりコンクリートを壊したり、今いろいろな作業ができるのはこの時の経験が大きいですね。

 その後、新津の工務店で働いた後にオーゴシ建設に入社しました。

当時のオーゴシ建設の家づくりは・・・

 当時からオーゴシ建設は自然素材を使い、心地よく風の通り抜ける開放的な間取りによって快適な住まいを建てていました。お客様によっては「この夏1回しかエアコン使わなかったよー」という方もいらっしゃるほど。

 しかし、年々夏の暑さは厳しくなり、冬は極端なドカ雪が降るようになりました。毎年少しづつ気候が変わってきた気がします。それによって、冷暖房機器の稼働する日数が増えていき冷暖房費が増えていきます。そうなるといかに冷暖房費を抑えるかを考える必要が出てきます。

 そのために有効なのは、家の熱の出入りを減らす事が必要だと高断熱・高気密化を進めました。これは当社に限らず住宅業界全体の流れでした。家で熱の出入りが圧倒的に多いのは窓です。熱の出入りを減らすため必然的に窓は小さくなり、オーゴシ建設の家づくりも窓を大きくとる開放的な間取りは少しづつ減っていきました。

そんな時でした。1年点検に伺ったお宅で言われた言葉は・・・。

夏暑い家

 「オーゴシ建設で建ててもらって本当に良かった。冬暖かくなってとても快適に過ごしています。でもね、夏は前の家より暑いのよね。朝からエアコンを付けないと居られないわ。」

 一方、10年点検で夏場に伺ったお宅では、
「開放的な間取りにしたおかげで風が通って快適だわ。さすがに午後からは暑いからエアコンをつけるけど、午前中は窓を開け放っておくの。最近の家って窓が小さいじゃない?そういう家ではこの心地よさは無いわね。」
事実、そのお宅はとても居心地が良かったです。

 快適な住まいにするため高断熱・高気密化を進めてきました。しかし、そのために犠牲にしてきた開放的な間取りの方が実は快適なのかもしれない。でも夏場の冷房が不可欠となっている今の気候では、大きな窓をたくさん付けると確実に光熱費は増えてしまう・・・。

このままの家づくりではいけない

 何が正しいのか分からなくなった私は、もう一度家づくりを徹底的に見つめ直すことにしました。
快適な住まいづくりに関係のありそうなセミナーと聞けばとにかく参加し、モデルハウスを見学しに県外にも行きました。

 最初の頃は、私のカ不足で思い描いた快適な空間を作る事ができずお施主様に迷惑をかけてしまうこともありました。お叱りを受けたこともあります。それでも試行錯誤しながら、得た知識を少しづつ家づくりに反映させ、その時その時一番の家づくりをしていったのです。

家づくりの原点を思い出す

 そうしてたどりついたのは、高断熱・高気密に+αをする必要があるという事でした。その+αとは「パッシブデザイン設計」でした。

 パッシブデザイン設計とは、建物の周りにある自然エネルギー(太陽、風、地熱)を最大限に活用・調節し、高い質の室内環境を実現させながら省エネルギーに寄与する設計手法です。

 これに気付いた時にハッとしました。高断熱・高気密を取入れる前のオーゴシ建設の家づくりは、気候風土に合わせて、日照・通風等の自然の力を最大限に生かした住まいを建てていました。つまりパッシブデザインの考え方の一部を取入れていたんですね。それが高断熱・高気密化を優先するうちにだんだんと周辺環境を考えず建物だけで住まい環境を良くしようと考えるようになってしまっていたんですね。
 勉強を進めていくうちに、高断熱・高気密もパッシブデザンイン設計の一部だという事がわかりました。

家の満足はパッシブデザインで決まる

 より快適な住み心地で満足できる家を実現させるためには、パッシブデザイン設計と自然素材が大事だという事が分かりました。
高断熱・高気密化して高い建物性能を確保した上で自然エネルギーを活用・調整することで、冬暖かく夏涼しい家を実現できます。また、合板フローリングやビニールクロスといった新建材に囲まれた家ではなく、床には無垢材を使い、壁紙には和紙や漆喰を使った、自然素材で心地良く家族の健康を守る家づくりには今までと変わる事なく力を入れていきました。

 失敗と試行錯誤を続けながらも、こうした家づくりによって、オーゴシ建設はこれまで100棟以上の家を建てさせていただき、お施主様の私たちの家づくりへの想いに共感いただくことができました。

お施主様からの紹介

 最近、とても嬉しいことがありました。私がオーゴシ建設に入社して間もなく家を建てさせていただいたお施主様から、「今度、娘が家を建てるみたいなんだけど、阿部くんが建てている家のことを話したら興味を持ったみたいで、今度話してやってくれないか」こうした電話をいただいたのです。

 この電話をいただいた時、これまで私が考え実践してきた事は間違っていなかったんだと思い、嬉しかったのを今でも覚えています。

家づくりに対するあなたの想いを聞かせてくれませんか?

 ここまでお話しした通り、私たちオーゴシ建設は「パッシブデザイン」「自然素材」にこだわった「お施主様に満足してもらえる家づくり」をしています。

 全ては、お施主様から言われた「夏は前の家より暑い」この一言から始まりました。これからも「心地よい住まいを作る」という、私たちの家づくりに対する想いは変わる事はありません。この家づくりを1棟1棟丁寧にしていきたいのです。

 だから、もしあなたが、デザイン性や設備のグレードは普通でもいい、でも「夏涼しく冬暖かく、1年中快適な家に住みたい!」そして、「家族全員の健康を守り、心地の良い自然素材の家に住みたい!」そんな家に住みたいと思っているようでしたら、家づくりに対するあなたの夢や希望、想いやこだわりを、私に聞かせていただけませんか?

 オーゴシ建設は長岡にある小さな工務店です。豪華なモデルハウス・パンフレットはありません。しかし、1棟1棟丁寧な家づくりをすることをお約束いたしましす。そんな私たちの家づくりに興味を持っていただけたなら、ぜひお問い合わせください。

株式会社オーゴシ建設
代表取締役 阿部憲介

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