森の家dominoの仕組み

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木造ドミノの採用

 木造『ドミノ』という言葉が入っていますが、カタカタカタッと倒れるドミノではありません。

このドミノではありません。

 『ドミノ』はラテン語の「Domus(家)」と「Innovatio(新しい、革新的な)」を組み合わせた造語で、近代建築の巨匠ル・コルビジェが作った言葉です。

 木造ドミノ工法の最大の特徴は、建物の形をシンプルにして、構造躯体(スケルトン)と内装や設備(インフィル)を分離している事にあります。

 一般的な住宅は、間仕切り壁の中に構造上必要な柱等が入っているため、建築当初から間仕切り壁があり、将来的にも撤去することが難しい場合がほとんどです。

在来の内部は柱と筋交いが入ります

 さらに、建物形状によって断熱・気密をどこで確保するのか考える必要があり、高性能化するのには手間がかかりがちでした。
 一方、木造ドミノは、構造上必要な内部の柱は、大黒柱1~2本とし、構造躯体は外周壁と床面で作る強い箱で建物を支えます。

ドミノの内部は柱と筋交いがありません。

 そして、このハコの部分は、断熱・気密性能も担っています。ハコの部分をしっかりと作る事で高性能な家となるし、シンプルな建物形状のおかげで施工も容易になります。つまり、高性能な家をラクに作る事ができるんです。

ドミノの説明図

 外側のハコがしっかりとできてしまえば、中は自由自在。そこにはがらんどうな空間ができています。暮らし方や予算に合わせて仕切ってもいいしワンルームな空間でもいい。建築当初にすべて完成させなくても、家族の成長に合わせて作ってもいいし、DIYでコツコツと作り上げる事もできます!

高性能のために徹底した計算とシュミレーションの実施

 構造と温熱性能の高性能化のためには、しっかりとした根拠が必要です。
 構造には耐震等級、温熱性能には温熱等級という指標があるので、これらを満たしているのかしっかりと計算しています。

 木造ドミノの構造は、しっかりと軸組み計画をすることから始まります。そうすることでシンプルになった構造部分は力の流れが明確な分、柱や梁などの部材一つ一つがしっかりと荷重や水平力に耐える事ができるのか確認する必要があります。
 そのために、オーゴシ建設では構造の安全性の確認に許容応力度計算を行い、積雪150cmで耐震等級2が確保されている事を確認しています。

温熱性能に関してもしっかり検討しています。

よく
 「断熱方法は充填断熱ですか?外断熱ですか?」
 「床断熱ですか?基礎断熱ですか?」
 「断熱材は何を使っていますか?」
という質問を受けますが、断熱方法や断熱材の種類は、目的ではなく、目的を達成するための手段です。

 では、この手段を使って達成したい目的は何でしょう?

 オーゴシ建設が達成したいのは、「真冬でも室温15℃を下回らない住まいづくり」です。

 構造にしても断熱にしても、がんばれば手計算できます。大変ですけど要はやる気しだいです(実際、当社は最初の頃手計算してました)!
 でもいざ建てた建物が計算した通りの性能を発揮しているかどうかは、実際の建物でしか分かりませんが、今はシミュレーションをする事で実際の結果にかなり近い結果が得られるようになりました。できる事があるのならしない手は無いですよね。

長岡の気候風土に合ったオーゴシ建設の家づくり

 長岡の気候風土ってどんなイメージを持っていますか?

 個人的なイメージは・・・
  まずは雪が降る。だんだん減ってきてるけどドカ雪が心配。おかげで冬は鉛色の空。太陽が恋しい。
  でもわりかし寒くない。たまに-5℃くらいになると給湯機が凍結する。
  夏は暑い。蒸し暑い。体にまとわりつくような湿気。
  梅雨時期の湿度もすごい。障子が湿気でフニャフニャになります。

 こんな感じでしょうか。一言で表すと、『夏はかなり蒸し暑く、冬はほとんど太陽を見れず雪が降るけど寒さはそこそこ』ですかね。

こんな気候風土のところに適するのはどんな家か。
 積雪は何センチくらいを見込む?
 冬場の日射だけで暖房を賄える?
 夏の日差しは他の地域と比べて多いの?少ないの?

 そこは今まで長岡で注文住宅を建ててきたオーゴシ建設の得意分野。
 木造ドミノの基本的な考え方に+αして長岡の気候風土に合った住宅へ。それが森の家dominoです。

o-goshi