木を訪ねるVol.157 ~長岡の木たち~

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長岡市栖吉町 八方台休暇センター跡地の白樺の木

長岡市栖吉町八方台休暇センター跡地の白樺の木1

 かつて東山の山頂に、国民年金宿舎「八方台休暇センター」という宿泊施設がありました。
 遠くから見ると、東山丘陵にひときわ目立つ、白く大きな箱型の建物でした。
 ちょっと調べてみると、 1962年(昭和37年)建物が完成、 2002年(平成14年)廃止とあります。
 小中学生の遠足、鋸山登山の目的地として、またセンターのすぐ下にあった芝生張りのテント場はキャンプにと、長岡市民にとっておよそ40年の間、市民の憩いの場になっていたのですね。
 跡地は現在平地になっています。

長岡市栖吉町八方台休暇センター跡地の白樺の木2

 この白樺は、センター跡地の少し離れた場所にあります。
 5 本と 2 本の 2 か所に分かれていますが、近くには白樺は見当たらなさそうです。
 もしかしたら植えられたものかもしれないと思いましたが、如何なのでしょうね。
 標高600mの東山に立つ白樺は、深い積雪の中で成長し、雪や強風に枝を折られ、幹は曲がりながらも天に向かって葉を茂らせています。
 ケナゲだな、とついつい感情移入してしまいそうです。

長岡市栖吉町八方台休暇センター跡地の白樺の木3

 あまり訪れる人も多くない八方台ですが、野鳥の囀りを聞きながら、市内を流れる信濃川を、ススキの穂波の間に一望するのも、リフレッシュになるかもしれませんね。

この記事は当社瓦版 ほっとぽっと2022年秋号No.157 に収録した内容です。

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