長岡市栖吉町 八方台休暇センター跡地の白樺の木
かつて東山の山頂に、国民年金宿舎「八方台休暇センター」という宿泊施設がありました。
遠くから見ると、東山丘陵にひときわ目立つ、白く大きな箱型の建物でした。
ちょっと調べてみると、 1962年(昭和37年)建物が完成、 2002年(平成14年)廃止とあります。
小中学生の遠足、鋸山登山の目的地として、またセンターのすぐ下にあった芝生張りのテント場はキャンプにと、長岡市民にとっておよそ40年の間、市民の憩いの場になっていたのですね。
跡地は現在平地になっています。
この白樺は、センター跡地の少し離れた場所にあります。
5 本と 2 本の 2 か所に分かれていますが、近くには白樺は見当たらなさそうです。
もしかしたら植えられたものかもしれないと思いましたが、如何なのでしょうね。
標高600mの東山に立つ白樺は、深い積雪の中で成長し、雪や強風に枝を折られ、幹は曲がりながらも天に向かって葉を茂らせています。
ケナゲだな、とついつい感情移入してしまいそうです。
あまり訪れる人も多くない八方台ですが、野鳥の囀りを聞きながら、市内を流れる信濃川を、ススキの穂波の間に一望するのも、リフレッシュになるかもしれませんね。
この記事は当社瓦版 ほっとぽっと2022年秋号No.157 に収録した内容です。