Chap.1 「心地よく暮らす」ために
Chap.1-2 材料が違うだけでこんなに体感が変わるの!?~自然素材を使う~
それは、「自然素材を使う」こと。
自然素材と一口に言っても色々な材料があります。
木材はオールラウンダー。色々な形に加工して使うことができます。
角材のまま使えば柱や梁などの構造材に、薄く板状に加工すれば床や壁・天井の仕上げ材にも使われるし、窓回りの枠材や家具なんかも作れちゃいます。
無垢材のままでも使えるし集成材や合板などに形を変えて使われる時もあります。
(「無垢じゃないと木じゃない!」という方もいますが、無垢材も加工された材料(集成材や合板など)もそれぞれ良いところがあるので、当社は「無垢」だけにこだわっていません。その辺は機会があればまた改めて・・・。)
障子戸に貼ったり、壁や天井の仕上げに使います。
仕上げ材といえば、漆喰や珪藻土などの塗り壁材もあります。
変わったところでは、内装に使うコルクや断熱材では羊毛(ん、ヒツジは自然素材じゃないかな?)もあります!
最初に自然素材を使った家はこんな感じでした。
ふんだんに無垢材を使い、リビングに立派な大黒柱を入れていました。
それから時代の流れに合わせ、少しずつ使い方を変えながらもずっと使い続けています。
使い続けている理由はずばり「心地よい」から。
心地よさって感覚的な部分なので、数値で表せないじゃないですか。
言葉で表現するのも難しいし。
そんな中で「木は呼吸する~」とか「木は生きてる~」と擬人化して表現をする方もいますが、この表現は誤解を与えそうなので私は使いません。
当社のモデルルーム『木の香(きのか)』は玄関ドアを
開けた瞬間、フワっと木の香りに包まれます。
なかなか文章では伝えづらい部分がありますが、個人的に分かりやすいと思う例を上げてみます。
種類の違う床材を7種類並べて張ってあります(決して材料が足りなくてツギハギになっている訳ではありません)。
ある冬の日の朝。
木の香の温度は、
7度。
・・・寒い。木の香に限らず普段暖房していないとこんなですよね。
で、さっきの床の所なんですが、特に合板フローリングの部分と当社標準仕様の杉無垢フローリングの部分に立ってみます。
いいモデルがいなかったんで、阿部の足ですがあしからず・・・。
上(左足側)が合板フローリング、下(右足側)が杉無垢のフローリング。
私の感覚ですが断然、杉無垢のほうが合板フローリングよりも暖かく感じます。
合板フローリングの部分は・・・
4.5度・・・冷たいわけだ。
そして、杉無垢フローリングの部分は、暖かく感じたから何度かな~。
5度?6度?体感的には8度くらい?
4.4度・・・なんと!合板フローリングと変わりませんね。
どちらも表面温度は変わらないのに、触ったら杉無垢のほうが暖かく感じる。
つまり、「実際の物体の温度」と「人が感じる温度」は同じじゃないんです。
上の例のような触れた時のぬくもり
無垢材の香り
時間の経過による風合いの変化
湿気が多いときに触ってもべとつかない・・・
などなどたくさんあります。
何はともあれ、
自然素材の心地よさを理解するには五感で感じてもらうのが一番!
ぜひ木の香で「体感」してください!
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