昨日からだいぶ強い雨が降ってましたね。
普段は大丈夫なのに,
あれだけの勢いで降られると雨漏りなどしてしまう訳で。
↓天窓との取り合い部分から水が入っている様で。
このお宅というか現場と言うか,
まあ,ざっくり言って,当社の社屋なんですけどね。
フツー『工務店の社屋が雨漏りしてる!』とは
恥ずかしくて言わないんですけど,自戒の想いを込めて。
この雨漏り問題はいろんな事を教えてくれます。
○無理な工事はやめましょう。
この窓は後付けなんです。瓦屋根をめくって,野地に穴を開けて~という工事。
防水層を切るのは勇気がいる工事です(できればやりたくない)。
○雨漏りは雨が降れば必ず漏る訳ではありません。
漏水箇所の状況によって,たいして雨が降って無いのに漏れたり,
逆に大雨でも漏れなかったり,かなりの気分屋さんです。
○屋根面の開口は難しい。
やっぱり防水層に穴を開けるのでおっかない。
施工する時は,相当注意が必要です。
似たようなのは,薪ストーブの煙突ですかね。
見た目がかっこいいのは,屋根から煙突がまっすぐに伸びている姿だけど,
安全を考えると,壁から抜いて上に立ち上げる方が安心できます。
○何よりも,原因特定が難しい。
最初水が出てきたのなんて,天井と吹抜けを見切っている枠材の節ですからね!
どんな経路でそこまで来たのかと。
天井剥がして,小屋裏覗いて,吹抜けにはしごをかけて
壁の仕上げ材剥がしてみて・・・なんてやって漏れてる箇所が分かっても,
根本的に直すのは,さらに解体して再施工しないと直らないし・・・。
かと言って,ほっておくと木は腐ります。
そろそろ根本的に直す時が来たみたいです。
いやでも,この雨漏り。ホントに勉強になるわ(いろんな意味で)。
けん