ちょこっと思っていること②

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つづき。
で,修業先での最初の仕事は確か構造金物の整理だったと思います。
構造金物はたくさんの種類があるから,整理しながらどんな金物があるか
覚えて~という感じでこれは勉強になりました。
それが終わると次のステップ,構造金物の使い方実践編。
新築工事の平面図を渡されました。
平面図には耐力壁となる筋交いの位置と種類だけが書かれています。
それを見て構造金物がどこに,どの種類が必要かを決めなさいという仕事。
必要な構造金物は筋交の種類と位置,柱の位置,平面形状などで変わってきます。
筋交の端部にはもちろん必要だし,柱の柱頭・柱脚にも必要な箇所がありますので。
何も分からない状態で,はてどうやって決めるのかというと・・・,
告示(平12建告第1460号第二号)の仕様から選択するという方法を教えてもらいました。
壁・筋交の種類と柱の位置によって必要耐力を求めるという,
要は表から選ぶ作業です。
最初は表から選ぶだけでも苦労しましたが,段々コツのようなものが分かってきて,
スピードアップ。楽しくなってきます。
楽しいので,少し調べて勉強してみます。
そうすると表には載っていないルールがあるんですね。
例えば,『1階の柱頭と2階の柱脚の金物は必要耐力の大きい方に合わせる』とか。
    『筋交の取付く柱の近くにはアンカーボルトが必要』とか。
お~そういう決まりがあるのかと。
今度は,自分なりに色々工夫し始めます。
ここは,真壁だから幅の狭い金物に仕様とか。
ここは,大きな力がかかる(と思う)から1つ上の耐力の物にしておこうとか。
何とな~く力の流れを考えるようになってきて,
そうすると,耐力壁の必要量ってどうやって決めてるの?と気になります。
つづく。

けん

o-goshi

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