当社が手がけている注文住宅は、文字通り住む人の要望(注文)を聞いて計画をしていきます。
間取りや使う材料など要望を自由に取り入れる事ができる反面、建売り住宅や規格住宅のように決まった形が無いので、なかなかイメージが掴みづらいですよね。
そんなイメージを掴みづらい注文住宅ですが、次の3つの項目を一緒に考えていくとグっとイメージが沸いてきます。
その3つの項目とは・・・
プラン
仕様
金額
の3つです!
ポイントは概算でもいいので、3つ一緒に把握する事。
なぜならこの3つはお互いに影響しあうので、別々じゃあダメなんです。
例えば。
金額を気にしなければ、要望をすべていれた理想のプランを提案できます。でも予算は限られてますよね・・・。
建物の仕様のうち例えば耐震性能を考慮しなければ、いくらでも自由なプランができます(2階と1階の壁の位置が全然一致していなとか)。でも地震に弱い家は・・・。
断熱性能を下げたり、使う材料を変えたりと仕様を落とせば、ある程度金額は下がってきます。でも住み心地に関わるので断熱性能を下げるのはオススメしません。
という感じで、プランと金額と仕様は関連しています。
そうそう。金額には坪単価や本体価格だけでなく、ある程度のオプションの金額や諸費用も含んだ金額を把握しておいた方が良いですね。
当社の場合は、モデルプランの間取りに対して、この仕様だとこの価格になりますという概算の家づくり計画書を出します。その価格の中には、諸費用(住宅ローン保証料や引越し費用家具・家電購入費など)も含んでいます。
それを見ていただいて、建物の大きさ・仕様・予算が良さそうであれば、設計申込みをいただいて本格的なプランニングに入ります。
最初の家づくり計画書はざっくりとしたものなので、打合せが進むに従い内容どんどん変わっていきます。でも両者が最初の段階で、建物の大きさ・仕様・予算がだいたいどれくらいになるか把握しているので、いざ最終見積りを出したら予算を大きくオーバーしていたという事は少ないです。

決められた予算の中に収めるのが大前提だと思います。
その予算の中で、できるだけ要望を取入れた提案をするのが住宅会社の仕事です。
それぞれの住宅会社によって、色々な提案の仕方があると思いますが、プラン・金額・仕様の3つを常に意識して打合せをしていくと、手戻りなく打合せが進んでいくと思います。
よく聞くパターンの、プランや仕様が決まっていないのに「月末までに契約してもらえれば100万円値引きします!」みたいなのって、どういう根拠で値引き金額出してるんでしょうね??
打合せの最終段階になって予算が合わないから減額のために、要望を泣く泣く削っていく・・・とならないようにしたいですね。