家づくりにかかる期間はどれくらい?

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新築を考えているんだけど、完成までにどれくらいの期間がかかるのかなぁ?
 「家を建てたいっ!」と思い立ってから、完成して住み始めるまでの期間はどれくらいかかるでしょうか?

「いつでもいいよ~」という場合はあまり気になりませんが、冬には雪が積もる長岡の場合は引越しのタイミングに気を使いますし、子どもの保育園や幼稚園入園、小学校入学までに住み始めたいなど、入居時期に期限がある場合には注意が必要です。

今回は、特に注文住宅の場合に、家づくりをスタートしてから住み始めるまでにどれくらいの期間が必要かを考えていきたいと思います。

このページの目次

1. 「家を建てたい!」と思い立ってから住み始めるまでの期間は・・・。

 ズバリ結論からお伝えすると、当社の場合、家づくりのご相談をいただいてからお引渡しまでの期間は、9ヶ月以上かかります。これは当社に設計申込みをいただいてからの期間なので、実際に施主さんが家づくりを考え始めた時からだともっと時間がかかります。

実例を挙げると、初めて完成見学会に来場いただいてから3年後、具体的な家づくりの話がスタート!という方もいらっしゃいました。

家づくりは、家族のライフサイクル(結婚や出産、親との同居、転職・転勤など)と密接に関係してくるので、思い描いたスケジュール通りにならない場合が多いんですね。

図は、当社の家づくりの流れです。ざっくりとですが、こんな流れで家づくりは進んでいきます。

家づくりの流れ

2. 最初に決めなければいけないのは、「どの土地」に「どの会社」で建てるか。

 本格的に家づくりを始めるには、家を建てる「土地」と「建てる会社」を決める必要があります。が、特に候補が無い場合はどちらも決めるまでに時間を要する場合が多いです。

注文住宅の場合、一棟一棟プランを考えます。土地の環境を考慮するかしないかで、住んでからの心地良さが大きく変わります。なので、土地は家づくりの早い段階で決めておきたい項目ですが、土地探しは、タイミングです。土地を売りたい人と買いたい人のタイミングが合うかどうかなので、すぐに決まる場合もあれば、時間がかかる場合もあります。こまめに土地情報をチェックしましょう(当社でも土地探しのお手伝いをさせていただきます)。

長岡市で住宅をてがける会社は約200社あります(株式会社日本住宅保証検査機構の登録事業者数から引用)。かなり多いでしょ?この中から家づくりを任せる会社を探すため、インターネットで調べたり、雑誌を読んだり、見学会に行ったり、住まいの相談会に参加したり・・・。平日は仕事をしているから週末の時間を使って~と探していると土地探し同様、長い期間がかかりがちです。

「土地」と「建てる会社」を決めるまでたくさん迷い時間がかかってしまうかもしれませんが、理想の家を建てるためがんばりましょう!逆に言うと、この2つが決まれば後は、完成まで着実に進んでいくことができます!

3. 着工までに必要な打合せ期間は約3か月。工事内容をしっかり決めて契約へ。

 「土地」と「建てる会社」が決まればすぐに着工!という訳には行きません。基本的には、それぞれの会社の進み方に沿って話が進んでいきますが、「工事内容」と「工事金額」をしっかりと決め「工事請負契約」を結ぶ必要があります。ここをしっかり決めずに工事が始まってしまうと、思っていた建物にならなかったり、追加で多額の費用がかかってしまったりします。

契約を結ぶまでの打合せでは、どんな「プラン」「仕様」の建物を「いつまで」に「いくら」で建てる事ができるのかを決めていきます。特に注文住宅の場合は一棟一棟内容が違います。床面積の大きいプランにすれば当然建設費用は多くかかりますし、住宅設備や内装を豪華にすればそれも建設費用に跳ね返ります。

限られた予算の中で、どうすれば思い描いている理想の家に近づけるのかを打合せを重ねて探っていきます。当社ではだいたい10回前後の打合せを行い、契約へと進みます。

そうそう、忘れてはいけないのが引渡しがいつになるかを決めておくこと。住み始める日に期限がある場合は特に大事です。例えば、子どもの小学校入学を期に家を建てる時で現在の住まいと新居で学区が変わる場合や、現在住んでいる賃貸物件の退去日が決まっている場合。それと雪国特有の積雪時期の引越は大変だからその時期を避けたいパターン。引渡し時期の希望で多いのは、ゴールデンウィーク前(連休で引越したい)、お盆前(ご先祖様が帰ってくる前に落ち着きたい)、12月始め(雪が降る前に)、そして3月(年度が替わる前)です。いつまでに住みたい!というのがあれば、そこから逆算して契約日を決めないといけません。

4. 着工から完成まで、実際に工事をしている期間は約6か月。

 契約後、確認申請の提出など工事を始めるための準備を行い、いよいよ着工となります。工事期間は約6か月。ハウスメーカーさんなどではこの半分くらいの工期で完成しますが、木造の軸組構法だとこれくらい見ておくのが無難です。工期が短いと工事がダーッと進んでいくので、工事中の変更は難しいでしょう。いくら図面で細かく打ち合わせていても、実際その空間に立ってみて気づくことってどうしてもあるんですよね。いきなり「この壁無くして2部屋をつなげたい」のように大掛かりな変更は難しいですが、「収納の棚の位置や高さ変えたい」などの多少の変更を受け入れる時間的な余裕を工期に見込んでおくのも必要だと思います。

工事中のイベントとしては、着工前の地鎮祭、建て方後の上棟式、各協力業者さんと施主さんの顔合わせ、施工中の現場確認、そして最後のお引渡し式などがありますが、施工業者によって違います。簡略化してイベント関係無し!の会社もあるし、お客様と一緒に家づくりがしたい当社は下の写真のようなイベントがあります。

地鎮祭の写真地鎮祭
上棟式の写真 上棟式
家づくり式の写真家づくり式
引渡し式の写真お引渡し式

5. 住み始めて終わりではない家づくり。点検やメンテナンスなど住んでからの事。

 約半年の工事期間を終えるといよいよお引渡しとなります。引越しを終えると晴れて新居での生活が始まります。

新築工事はここで終わりとなりますが、建築した会社との付き合いはこれで終わりません。良好な状態で住み続けていくためには、新築後の定期点検や後々のメンテナンスなどは欠かせません。
また、家族のライフサイクルに合わせて間取りの変更などリフォーム工事が必要になるかもしれません。

そういった要望に対応できる会社に家づくりを依頼できるといいですね。

まとめ

 以上、家づくりにかかる期間とその間の内容をまとめました。

家づくりは、家族のライフサイクルと関係しますし、さらに迷ったり悩んだりすることも多く意外と時間がかかります。

余裕を持って家づくりの計画を立ててくださいね~。

o-goshi

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