一冊の本から・・・

『今年のわたしの決めごと』として新年に心の中できめたひとつに、
”仕事の整理”があります。
もちろん、机の上はもちろんだけど、
私の仕事内容に対する”整理”。
細かく説明すると面倒くさいので省略・・・。
ええと、私は、基本、感覚で生きているひとなので、
住まいづくりをしているくせに頭はちっとも理系ではありません。
それが一番表れるのが大工さんとの打合せだと思います。
こうしたい!こういう納まりしたい!と思ったら、
まず、大工さんに相談。
私の手書きのスケッチを一緒ににらめっこしながら、
あーだこーだと文句も言われ、話をして、形にしてくれます。
「その、天から舞い降りるの、なんとかしれいや~」とか、
「そんげん、やら!」とか、
文句を言う大工さんはふたりと決まっていますが(笑)
形にしてくれるんです。
これがうちの大工さんのすごいとこなんですけど。
私がしたい納まりや、思い描いたイメージを理解してくれる・・・素晴らしい!
こうしたい!と思ったら、引きません。
納まりに関しては、ちょっと頑固です。
大工さんに、ものすっごく手間かけてもらって、美しく仕上がってるわけです。
でも、これって、私がこだわってるだけなんじゃないかってふと思って。
もちろん、仕上がりも思ってる以上だし、美しいし、文句のつけようがないんだけど、
お客さんが望んでるモノってここなのかなって、ふと思うことがあって。
大工さんにも、ものすっごく手間かけてもらって、いいのかなって。
でも、譲れないとこは譲れないし・・・
と、悶々としていました。
じゃ、私がそれを譲れないんだったら、自分の中で割り切れるように理由をつけてみようと思いました。
それで、とりあえずは、ずっと買うのをためらっていた一冊の本を購入。
なんでためらっていたかって・・・
活字を読むのが大の苦手だから・・・・(笑)
納まりとかがね、詳細に書いてあるいわば”図鑑”のような本は、いっぱいもってます。
そういう納まり見てると楽しいし、読みやすいし。
そういう納まり、やりたくなっちゃうんですよね・・・
それじゃ、ちょっと違うなって。
なんか、こう、違うんです。
今、私が欲しい答えが載ってるのは、そういう本じゃない。
と思いました。
大好きな、あこがれの建築家の一冊。
いざ、読んでみると、するすると頭の中に、心の中に言葉や写真が入ってきて、
なんだか重いモノが、すーっととれた気がします。
読みやすい構成と、文章、引き込まれる写真、だからでしょうね。
この建築家の人柄がそのまんまあらわれているような一冊。

買ってよかった、本当に。
そうそう、もうひとつ理由が。
育児休暇を終えて復帰して、めまぐるしく回る一日の中で、
自分の時間がなかなかとれず。
ぼーっとしたり、ちょっと考え事したり、そういう時間ってわたしにとってはすごく重要で、
でも、起きている間は、何かしていないと明日が大変だって思っちゃって。
気付くと、わたしって、ずっと動いてる、と。
家事をすべて終えて腰をおろすと眠くなっちゃうし・・・。
こんな生活をしてると、自分が腐る!って思ったんですよね(笑)。
だからこそ、この本を買わなきゃって思ったんでした。
すっごい大げさですけど(笑)
本一冊買うのに、どんだけの覚悟なんだって思いますよね、きっと(笑)
まあでも、この覚悟のおかげで、ちょっと変わりました、自分の中で。
読み終えて、自分の気持ちがどう変わっているか、
今から楽しみです。

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