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住宅ローン、みんなどうしてる?子育て世代にやさしい資金計画の立て方

「返せる額」で考える、安心の家づくり

こんにちは、オーゴシ建設の阿部です。

 夢のマイホーム。
 間取りも外観も素材もワクワクするけれど――いちばん不安なのが「お金のこと」という方、多いのではないでしょうか?
 特に子育て世代のご家族は、「家にかけすぎて、教育費が足りなくなったらどうしよう…」という不安を抱えがち。

 そこで今回は、家を建てたご家族からよくいただくご相談をもとに、「住宅ローンを安心して組むための考え方」と、「子育て世代でも無理のない資金計画を立てるコツ」をお伝えします。

【1】「借りられる額」より「返せる額」で考える

 住宅ローンを考えるとき、まず大切なのはこの考え方。

💬「銀行がこれだけ貸してくれるって言ってるから…」
ではなく、
💬「自分たちがムリなく返していけるのはいくらか?」
という視点が大事です。

✔︎ 目安にしたい“返済負担率”

 一般的に言われているのが、住宅ローン返済額は、年収の20〜25%以内に抑えるのが安心という考え方。

 例えば、年収500万円のご家庭であれば、
  → 年間返済額は100万〜125万円
  → 月々の返済は8.3万〜10.4万円程度が目安です。
 この金額をベースに「いくらまでの借入なら安心か?」を逆算してみましょう。

 一例として、変動金利・35年返済・金利0.875%の場合、借入金額3,900万円だと月々の返済額は107,834円です。

【2】ライフプランと教育費をシミュレーションする

 子どもが小さいうちは、支出は比較的少ないですが、教育費は年齢とともに右肩上がりになります。

 例えば、未就学児が2人いるご家庭なら、今後20年で、
  ☑ 習い事・塾代
  ☑ 高校・大学の学費
  ☑ 塾や受験費用
 など、1,000万円を超える支出になる可能性も

 💡そこで大切なのが、教育費の“ピーク”を事前に見積もっておくこと。

例えば:

子どもの年齢教育費がかかる時期
小学生習い事・私立検討
中学・高校生習い事・塾・受験・進学準備費
大学生入学金・授業料・仕送り

これらを年ごとにシミュレーションすることで、「住宅ローンの返済額をいつまでに抑えるべきか」なども見えてきます。

【3】“住宅ローン控除”を上手に活用しよう

 家を建てると、「住宅ローン控除」という制度で節税ができることをご存じですか?
 これは、住宅ローンの年末残高の0.7%が、最長13年間、所得税や住民税から差し引かれる制度です(※2024年現在の制度に基づく)。

 例えば:
  ☑ 借入額3,000万円
  ☑ 控除率0.7%
   → 毎年21万円、13年間で最大273万円の控除
 これは大きいですよね。
 ただし適用には条件があります(住宅の性能や年収など)。
 高気密・高断熱、耐震性などの認定住宅はより有利な条件で控除を受けられるケースも。
 「どうせ建てるなら、減税メリットも活用できる仕様にしよう」という考え方がポイントです。

【4】金利のタイプを選ぶときの注意点

 住宅ローンには大きく分けて3つの金利タイプがあります:

金利タイプ特徴と注意点
変動金利最初は金利が低いが、将来上がるリスクあり
固定金利期間選択型一定期間固定、その後は変動になる
全期間固定金利返済額が変わらない安心感があるが、初期金利は高め

 最近は「金利が低いから変動で!」という選択が多いですが、金利上昇リスクをどう受け止めるかが重要です。
 子育て世代で将来の支出が読みにくい場合は、ある程度の固定期間があるものを選ぶと安心感が増します。

【5】「家づくり費用=土地+建物」ではない!

 家づくりにかかるお金は、実は土地や建物以外にもたくさんあります。

 家づくりに必要な費用の一例:
  ☑ 登記・火災保険・ローン事務手数料
  ☑ 外構・照明・カーテン
  ☑ 引っ越し代・新しい家具家電
  ☑ 地盤改良・道路の引込みから建物までの給排水整備 など…

 こうした“見えにくいお金”をあらかじめ想定しておくことが大事。
 予算いっぱいに建物を贅沢にしてしまうと、「外構が手つかず…」「家具まで手が回らない…」ということになりかねません。

【6】補助金・助成金を積極的にチェックしよう

 実は、国や自治体の支援制度を使えば、数十万円〜百万円以上の補助を受けられることも。

 2025年度だと、
 国の補助金は
  ☑ 子育てグリーン住宅支援事業
  ☑ 給湯省エネ2025事業
 新潟県や長岡市は
  ☑ 新潟県雪国型ZEH等導入促進補助金
  ☑ 雪国長岡での再エネ導入促進補助金
 などがあります。

 これらの制度は年度ごとに内容が変わります。また、必要な要件や受付を開始する時期、着工前の申請or着工後も申請できるのかなど制度によって違いますので、工務店と一緒に最新情報を確認しながら進めることが大切です。

まとめ|安心の資金計画で、未来にゆとりある暮らしを

 「住宅ローン=一生でいちばん大きな買い物」だからこそ、“背伸びしすぎず、将来も安心できるプラン”を考えることが、結果的に満足度の高い家づくりにつながります。

今日のポイント
 ☑ 借りられる額ではなく「返せる額」で考える
 ☑ 教育費やライフイベントを見据えて資金計画を立てる
 ☑ 控除や補助金、見落としがちな費用も視野に入れる
 ☑ 工務店と一緒に無理のない計画を組むことが安心につながる

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この記事を書いたのは...

阿部 憲介

オーゴシ建設代表の阿部です。 一級建築士、1級建築施工管理技士 新卒で入社したゼネコン時代には、住宅の基礎工事に不可欠な鉄筋コンクリート工事の知識を身につけました。 以降、工務店の代表として木造住宅を専門にに仕事をしています。

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