
自然光と風を味方に!パッシブデザインで快適な家
― エアコンに頼りすぎない暮らしを叶える設計とは?―
こんにちは、オーゴシ建設の阿部です。
「自然の力を上手に利用して、できるだけエアコンの電気代を抑えて快適に過ごせたら…」
そんな風に思ったこと、ありませんか?
実は、家の設計を工夫することで夏は涼しく、冬は暖かく、光もたっぷり取り入れる家がつくれるんです。
その考え方が、今回ご紹介する「パッシブデザイン」です。
今回は、パッシブデザインという言葉を始めた聞いた方にも分かりやすく、「パッシブってなに?」「どんなメリットがあるの?」という疑問にお答えしながら、子育て世代にもぴったりな自然を活かした家づくりをご紹介します。
【1】パッシブデザインってなに?
「パッシブ」とは「受け身・自然の力にゆだねる」という意味。
つまり、パッシブデザインとは:
太陽の光・風・熱・影など、自然の力を上手に取り入れる家づくりのこと。
たとえば…
☑ 冬は太陽の光をたっぷり取り入れて暖かく
☑ 夏は日差しを遮って涼しく
☑ 風通しを良くして涼しく
というように、エアコンや暖房機器に頼りすぎない快適な暮らしが実現できます。
【2】なぜ今パッシブデザインが注目されているの?
最近は「省エネ」や「健康」を意識する方が増えています。
そんな中、パッシブデザインはまさにぴったりの考え方。
注目される理由は主に3つ:
① 光熱費の削減
自然の力を活かすことで冷暖房の使用が減り、毎月の電気代を抑えられます。
② 健康的な室内環境
快適な室温と湿度や室内の空気環境を適切に保つことで、子どもや高齢者にもやさしい家に。
③ 環境にやさしい暮らし
CO₂の排出を減らせる、地球にもやさしいライフスタイルが実現します。
【3】パッシブデザインの5つの基本要素
パッシブデザインを考えるうえで大切なのが、以下の5つの要素です。
① 断熱
外気の影響を受けにくくすること。→ 暑さ・寒さのストレスが激減します。
② 日射遮蔽(しゃへい)
夏の強い日差しをカットする工夫。→ 軒の出・ルーバー・アウターシェードなど。
③ 日射取得
冬の太陽の光をしっかり取り入れる工夫。→ 南向きの大きな窓、窓の配置がポイント。
④ 通風(風の通り道)
家の中に風を取り込む仕組み。→ 窓の位置・風の流れ・開閉のしやすさなどを工夫。
⑤ 昼光利用
昼間は照明に頼らず、自然光だけで明るく過ごせる設計。→ 窓の高さ、吹き抜け、天窓の活用など。
【4】子育て世代のご家族の暮らしに活かすなら?
☑ 子育て中で家にいる時間が長い
☑ 自然素材が好き
☑ 省エネや健康を重視
というご家族には、パッシブデザインはとても相性が良いです。
たとえば…
☀ 南向きのリビング+大きな窓
冬はぽかぽか陽だまりリビングに。→ 子どもが裸足で遊んでも気持ちいい!
🌬 キッチンから風が抜ける窓配置
夏でも調理中に風が通り抜け、快適。→ 湿気やにおいもこもらず、家事ラク。
☁ 日射を遮る工夫
夏の強い日差しをカットして、冷房効率アップ。→ 光は入るけど、熱は防げる!
【5】パッシブデザインを成功させるコツ
「自然の力を使う」と言っても、やみくもに窓を増やせばいい、というわけではありません。
敷地・周囲の環境・家の向きをしっかり考えることが重要です。
☑ 敷地の“風の流れ”を読み取る
☑ 夏と冬の太陽の角度を考慮
☑ 外構(植栽や目隠し)も合わせて設計
つまり、プランの初期段階からパッシブを意識することが成功の秘訣!
【6】パッシブと「高気密・高断熱」の違いは?
「自然を活かす」と聞くと、「じゃあ断熱は不要?」と思うかもしれませんが、実はパッシブデザインと高気密・高断熱はセットで考えるのがベスト!
高気密・高断熱で熱の出入りを最小限にしつつ、パッシブデザインで自然の光と風をうまく活かすことで、冷暖房効率が最大限に高まります。
まとめ|自然の力を味方につけて、気持ちのいい暮らしを
自然の光や風を感じながら過ごせる家は、毎日の暮らしにちょっとした心地よさと安心感を与えてくれます。
今日のまとめ:
☑ パッシブデザインとは「自然を活かした家づくり」
☑ 光熱費を抑え、健康的な暮らしを実現
☑ 向き・窓・通風・断熱のバランスがカギ
☑ 高気密・高断熱と組み合わせるとより効果的
オーゴシ建設では、パッシブデザインを取入れた住宅を積極的に建てています。
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