
子ども部屋、いつから必要?広さと間仕切りの考え方
― 成長に合わせてフレキシブルに使える空間づくり―
こんにちは、オーゴシ建設の阿部です。
「子ども部屋って、最初から必要ですか?」
「どれくらいの広さにするのが正解ですか?」
家づくりのご相談で、こうしたご質問をよくいただきます。
特に未就学児や小学校低学年のお子さんがいて、これから長い子育てが始まるというご家庭では、“今すぐ必要なのかどうか”迷う方がとても多いのです。
今回は、子ども部屋をどう考えるべきか?について、時期・広さ・間仕切りの工夫などを、初心者にもわかりやすくご紹介します。
【1】子ども部屋は“今すぐ”必要?
結論から言えば…
「必ずしもすぐに必要ではありません」
というのも、子どもが小さいうちは、リビングや家族のそばで過ごす時間のほうが圧倒的に多いためです。
▼ 未就学〜小学校低学年の子どもの過ごし方
☑ 宿題やお絵かきはダイニングテーブルで
☑ 寝るのも親と一緒(または兄弟と)
☑ 子ども部屋にいても、すぐ親のところに戻ってくる
この時期は、リビングの一角にキッズスペースをつくるなど、目の届く範囲で過ごせる空間づくりがおすすめです。
【2】“使わない子ども部屋”にならない工夫を
子どもが小さいうちに個室を作っても、数年間はほとんど使われず、物置状態になることも。
それならば、最初は…
☑ 広めのワンルームとしておいて、あとから間仕切る
☑ 家族みんなで使えるフリースペースにしておく
このように色々な用途に使える“フレキシブルな空間”を計画しておくと、子どもの成長に合わせて上手に活用できます。
たとえば、
「小学生になったタイミングで部屋を2つに分ける」
「最初は勉強机だけ置いておいて、寝室は親と一緒」
という形が人気です。
【3】子ども部屋の広さ、どのくらいがちょうどいい?
よくあるのが、「6畳×2部屋」パターン。
でも、実際は「4.5畳〜5畳」くらいで十分という声も多いです。
なぜなら…
☑ 勉強はダイニングテーブル派の子どもも多い
☑ 収納(クローゼット)をしっかり確保していれば、広さは最小限でOK
☑ スマホやタブレット学習の普及で“机に向かう時間”が短い
実際、5畳の空間にベッド・学習机・収納をしっかり配置すれば、「子どもにとってちょうどいい居場所」になります。
【4】将来の“個室ニーズ”に備える間仕切りアイディア
子どもが成長してくると、「自分だけの空間がほしい」と感じるようになります。
そんなときに活躍するのが、“あとから間仕切れる部屋”の工夫。
▼ こんな方法があります:
☑ 扉や収納家具で仕切る
→リフォーム不要で簡単に空間を分けられる
☑ 可動式の間仕切り壁
→必要なときだけ分けて、広く使いたいときは開け放つ
☑ 壁だけを追加できる構造にしておく
→将来、工事をして完全な個室に変えることも可能
つまり、最初から“完全な個室”にせず、成長やライフスタイルに合わせて変えられるようにしておくと安心です。
【5】子どもが巣立ったあとの使い道も考えよう
子ども部屋は、一生使う部屋ではありません。
大学進学や就職で家を出た後、空き部屋になる可能性が高いため、「将来はどう使うか?」まで見据えておくと後悔がありません。
たとえば…
☑ ご主人の趣味部屋や書斎に
☑ ゲストルーム(実家の親や友人用)に
☑ リモートワーク用のワークスペースに
☑ 家族共用の収納部屋に
など、フレキシブルな設計にしておけば、使わない部屋にならず、有効活用できます。
【6】小さいお子さんがいる7家庭にぴったりな考え方
未就学児が2人いるご家庭なら、最初は「広めのプレイルーム」として子ども部屋を設計し、数年後に間仕切って個室にするのがとてもおすすめです。
このような設計なら…
☑ 子どもが小さいうちはのびのび遊べる
☑ 成長に合わせて個室化できる
☑ 将来、部屋を有効活用しやすい
家族のライフスタイルの変化に合わせて、「変えられる余白のある家」をつくることが、子育て世代にはとても大切です。
まとめ|“今の暮らし”と“将来”を両立する子ども部屋を
子ども部屋に正解はありません。
ですが、変化に対応できる柔軟な間取りを考えることが、後悔しない家づくりの秘訣です。
ポイントをおさらいすると:
☑ 子ども部屋は、必ずしも最初から必要ではない
☑ 最初は広く、あとから間仕切れる設計にしておく
☑ コンパクトでも、収納を工夫すれば十分
☑ 巣立ったあとの使い道も考えておく
オーゴシ建設では、子育て中のご家族の暮らし方に合わせて、柔軟な空間づくりをご提案しています。
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