寒い日が続いていますが、皆さん元気にお過ごしでしょうか?
今シーズンはよく雪が降りますね。しかもまとめて・・・。
さて、冬の当社の暖房器具はペレットストーブを使用しています。
もうかれこれ10年以上稼働している さいかい産業さんのSS-1 という機種です。
自動着火やタイマーなどの贅沢な機能は一切なく、手動着火。
そんな着火作業も楽しいので全然苦じゃないのですが、どうしてもちょっと嫌だな~と思っていたのが、着火前の炉内の灰掃除です。
ペレットストーブの炉内は蓄熱性があるので、消火しても2時間以上は熱を持っていてすぐには掃除できません。
なので、朝一の着火前に掃除をする事になるんですが、この炉内の灰が細かくてですね、集めようとするとけっこう飛散するんですね。灰の量自体は大した事ないんですけど。
このペレットストーブの掃除めんどくさい問題は、長岡市のアンケートでも声が上がっています。
詳細は、長岡市のペレットストーブ設置に関するアンケート調査の結果 をご覧ください。
マスクして掃除してるんですけど、眼鏡汚れるし、ペレットの前にある打合せのテーブル拭くと雑巾が黒くなるし・・・。これ事務所だからいいけど、一般の住宅だとどうなんだろうなーと思いつつ、そういうものだからしょうがないな~と掃除を続ける事10数年。
数年前から「アッシュクリーナー」なるものの存在を知り気になっていました。
ちなみに、灰が舞うのが嫌なら掃除機で吸えばいいじゃんと思うんですけど、灰ってものすごく細かいんですよね。
灰は普通の掃除機で吸うと粒子が細かすぎてフィルターを通過してしまうので、掃除機がすぐに壊れます。建築現場だと石膏ボードの粉もかなり細かくて、これも掃除機で吸うと壊れます。だから、職人さんは集塵機という細かいゴミも通さないフィルターがついた掃除機のデッカイやつを使っています。
アッシュクリーナーは、それ自体に吸込む力は無くて掃除機に繋いで使います。吸込んだ灰が掃除機に到達する前に、高性能なフィルターが付いたアッシュクリーナーの中に灰を落としてしまうというものです。
このアッシュクリーナーが欲しくて探していたんですけど、いっつも売り切れていて買えなかったんですが、ついに!この間購入する事ができました!
通常だとこれに掃除機を繋ぐのでけっこう場所をとるんですけど、もともと持っていたハンディー掃除機があったのでそれを繋いでみたらかなりコンパクトに!
この掃除機コンパクトなんですけど、吸引力がけっこうあります。その代わり音がデカイです・・・。
早速、アッシュクリーナーで灰掃除してみたんですけどね。もう感動しました!
全然、灰が舞わない。
今までの不満はなんだったんだというレベル。それと同時にこみ上げてくる、なんでもっと早く買わなかったんだという怒り。
という感じで最初の数日ノリノリで灰掃除してたのですが・・・。
使ってみて分かった事。
アッシュクリーナーのフィルターが思っていた以上に早く目詰まりしてしまう・・・。
だいたい5回くらいペレットストーブの掃除すると、吸引力がだいぶ落ちてフィルターの掃除が必要な感じですね。
で、アッシュクリーナーのフィルターを掃除するんですが、フィルターを取り出すために、灰が溜まる部分を開けないといけないので、フィルターを取り出すのと掃除をする時に灰が舞うんですね・・・。
これだと、毎日のペレット掃除で少しづつ灰を舞わせるか、5日分まとめて舞わせるかの違いだけなんじゃないかと。
せっかく、アッシュクリーナー買ったしこれをそのまま使わなくなるのも嫌だな~と、試行錯誤した結果・・・ こんな形になりました!
アッシュクリーナーの部材を最大限利用して、最終的に掃除機の前にサイクロンクリーナーを付け足しました。
サイクロンクリーナーの中で遠心力が発生して、ゴミは下に落ちるため掃除機のフィルターが汚れづらいという原理みたいで、確かに大きなゴミは元アッシュクリーナーの中に溜まっていき、掃除機のダストトレイまで到達しません。
灰のうち特に細かい灰は掃除機のフィルターまで到達しています。これは、掃除機の吸引力が足りないのか、サイクロンクリーナーが太すぎて細かい灰が下に落ちるほど遠心力が強くないのかは分かりません。
でも、これでフィルターの掃除をする頻度は一週間に一回くらいになり、掃除機のダストトレイ部分は簡単に外せてフィルターもろとも簡単に水洗いができるので、掃除は楽チン。
もっとコンパクトにするために、サイクロンクリーナー部分を埋込み型にしても良いかもしれないですね。
掃除機はツインバードのハンディー掃除機なのですが、インターネットで調べると色々な方が工夫をしていて、フィルター部にマキタ掃除機のフィルターをかぶせると掃除が楽みたいです。それも真似させてもらいました。
灰が舞わずに掃除ができるのであれば、家庭でもペレットストーブをオススメできますね。