建て方2日目の蔵王のS様邸。
現場は順調に進みました。
ちょっと地味な施工の部分をご紹介。
↓この白くて膨らんだもの何だかわかります?
この部分は胴差しという2階の床を支える横架材(梁や桁です)と通し柱を,羽子板ボルトという金物で緊結(引っ張る)しています(わかりにくい説明ですみません。構造上大事な部分だと思ってください)。
なので引っ張る為に羽子板ボルト(=金属)が外壁側から(柱を貫通して)室内側まで通ります。
金属部分は木に比べると熱が伝わりやすいので,このボルトの部分で室内⇔外部の熱の移動が起きてしまいます。
そこで!発泡ウレタン(断熱材)を吹いて熱の移動をできるだけ少なくしようとしているわけです。
続きまして~
↓逆さまに『ゴムアス』と書いてあるシートに注目です。
この部分は外壁に下屋の屋根がぶつかってくる部分です。
屋根を架ける前にシート(先張りのルーフィングと言います)を施工してます。
壁と屋根がぶつかっている部分の一番水下の部分は防水上,非常に弱い部分となります。
通常は外壁が雨水の浸入を防いでいますが・・・
何かの拍子にこれらの部材の裏に水が廻り込んでしまった場合の最後の砦となるんです。
部材と部材がぶつかる交点は何かと施工がやっかいな部分なので,念には念を入れて。
どちらも共通しているのは,建物が完成する時には確実に見えなくなっている部分です。
が,後々,効果がジワジワでてくる箇所だと思ってマス。
地味ですが・・・。
↓最後は地味じゃない上棟式の様子です。
けん